経験が残してくれるもの
05/15/2007 (Tue)
私は小さい頃から好奇心が旺盛で、たくさんのことをやらせてもらいました。ピアノ、そろばん、水泳、英会話、乗馬、陶芸、塾、チェロ、、上げればきりがない程。全て自分からやりたいと言い出して始めたものです。興味を持ったものはとにかく何でもやってみたかった。たくさんの経験ができた私は、器用さと物事を始める勇気を身につけることができました。それは、一言も反対せずに見守ってくれた両親のおかげです。
両親は「勉強しなさい」とは一度も言いませんでしたし、テスト結果も聞いてきませんでした。「教育」というよりも「教養」を大切にしていたように思います。月に何度も旅に出ては日本各地を訪れ、歴史的建造物を見たり、大自然の中でキャンプも何度もしました。まだ英語もままならない頃に、海外に一人で行かせてもくれました。そのような、たくさんの「経験」が私の人生において、大きな役割を果たすことを今ようやく感じています。
もし、何かをしたいと思っていたことがあって、でも一歩踏み出す勇気がなかったとします。勇気が出ない理由は、やった後の結果を考えてしまうから。うまくいけばいいけれど、失敗したらどうしよう、予想外のことが起きてしまったらどうしよう、そんな考えが「きっかけ」を逃してしまうと思います。
結果に満足することは、自分がどれだけ一生懸命になれて、その選択に対してどれだけ責任を持てたかによると私は思います。人生にはたくさんの選択が必ずありますが、私は選んできたどれも後悔をしたことはありません。勿論、うまくいかなかったことも多くありました。けれども、私は自分がやり始めたことは自分で幸せな物にするぞ、という心構えをするようにしてきました。そうすると、今の自分を認めてあげることもできます。
たとえ理想の結果にならなくても後悔はしません。残念に思うこともありません。やってよかったと必ず思います。なぜなら、また一つ自分の人生の中に新たな経験が生まれ、考えの彩りが豊かになったと思えるからです。
「経験」とは、その人の価値観やスキル、その後の人生のキーワードになります。たった一つの経験から、ほんとうに大きなものを私たちに残してくれます。だから私は、毎日少しずつ「経験」を増やしていきたいと思っています。それはきっと、幸せに繋がるのですから。怖がることはないんですね。大切なことは、自分の力で精一杯がんばることです。
セカンドライフ
04/20/2007 (Fri)
最近、時間がわりとあるので絵を描いたり映画を見たり、今月はもう4本も観ました。あとは体力が劣らないように長距離を歩きます。長い時間歩いていると当然疲れますが、そろそろ休もうかなと思った時、次の楽しみが待ち構えています。それは休憩の時間を読書の時間として使うのです。
これが最近のお気に入りの習慣になりました。最近は少し暖かくなってきたので喫茶店では決まってアイスココアを注文します。疲れた時の糖分補給はすーっと染み込んでいくような気がします。本当はごくごく飲みたいのですが、喫茶店なのでお上品に。
そして今日は生まれて初めて新書を読みました。新書を読むまで、それは単なる辞書のようなものだと思っていました。何のストーリー性も感動もない、ただ表紙に載ってる「タイトル」について解説している退屈な本なのだと。
でも、読み始めると思っていた以上に面白くて止まりません。1時間もたたないうちに1冊を読みきってしまいました。確かに「タイトル」通りの解説がしっかりと書かれているのですが、やはりそこには著者のキャラクターがはっきりと見えています。著者の視点が面白くて「なるほどな」「いや、それは言いすぎ。。」など頭を使って読書ができます。
私の人生初めての記念すべき新書は浅枝大志著”ウェブ仮想社会『セカンドライフ』”。商店街の角の本屋で見つけました。セカンドライフとは、アメリカのリンデン・ラボ社が運営する3Dによるネット上でのバーチャルな世界で、その名の通り二つめの人生を楽しめるというもの。登録者はアバターと呼ばれる自分専用のキャラクターを持つことができ、リアルに近い自由な世界を生きることができます。まだ英語版しかないので日本でそれほど大きくは普及していませんが、今日も世界中で登録者が脅威的な速さで増えているというホットなもの。近いうちに日本語版が出る予定だそうです。
という私も最近始めたばかりですが、大雑把に言えばとてつもなく「自由な世界」。まだまだ大きな可能性を秘めているこのセカンドライフをもっと勉強してみたいなと思ってこの本を手に取りました。セカンドライフの概略を知りたい人にはお勧めの一冊です。
これが最近のお気に入りの習慣になりました。最近は少し暖かくなってきたので喫茶店では決まってアイスココアを注文します。疲れた時の糖分補給はすーっと染み込んでいくような気がします。本当はごくごく飲みたいのですが、喫茶店なのでお上品に。
そして今日は生まれて初めて新書を読みました。新書を読むまで、それは単なる辞書のようなものだと思っていました。何のストーリー性も感動もない、ただ表紙に載ってる「タイトル」について解説している退屈な本なのだと。
でも、読み始めると思っていた以上に面白くて止まりません。1時間もたたないうちに1冊を読みきってしまいました。確かに「タイトル」通りの解説がしっかりと書かれているのですが、やはりそこには著者のキャラクターがはっきりと見えています。著者の視点が面白くて「なるほどな」「いや、それは言いすぎ。。」など頭を使って読書ができます。
私の人生初めての記念すべき新書は浅枝大志著”ウェブ仮想社会『セカンドライフ』”。商店街の角の本屋で見つけました。セカンドライフとは、アメリカのリンデン・ラボ社が運営する3Dによるネット上でのバーチャルな世界で、その名の通り二つめの人生を楽しめるというもの。登録者はアバターと呼ばれる自分専用のキャラクターを持つことができ、リアルに近い自由な世界を生きることができます。まだ英語版しかないので日本でそれほど大きくは普及していませんが、今日も世界中で登録者が脅威的な速さで増えているというホットなもの。近いうちに日本語版が出る予定だそうです。
という私も最近始めたばかりですが、大雑把に言えばとてつもなく「自由な世界」。まだまだ大きな可能性を秘めているこのセカンドライフをもっと勉強してみたいなと思ってこの本を手に取りました。セカンドライフの概略を知りたい人にはお勧めの一冊です。
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4月の空気
04/09/2007 (Mon)
4月に入ってはや9日が経ちました。長い冬もようやく去り、気持ちのよい風が大空を元気に駆け巡ります。
綿菓子のような花びらが春の風によって桜吹雪へと変わる光景を見た時、日本人でよかったと心から思います。
私の家から駅までの線路沿いに大きな古い桜の木があるのですが、昨夜、そこからひらひらと舞落ちる花びらを、手でそっとつかむことができました。空からの贈り物です。
綿菓子のような花びらが春の風によって桜吹雪へと変わる光景を見た時、日本人でよかったと心から思います。
私の家から駅までの線路沿いに大きな古い桜の木があるのですが、昨夜、そこからひらひらと舞落ちる花びらを、手でそっとつかむことができました。空からの贈り物です。
突然のさよなら
03/21/2007 (Wed)
今日、4月から小学4年生になるK君の最後の授業だった。
私が塾で働き始めた時から担当している一番長い付き合いの子。当時はとても甘えん坊で、気付けば膝の上に乗ってきたり、とても可愛い子だった。
今では身長がとても伸びて顔も凛々しくなってきた。彼は「くもん」も同時に通っているが、最近塾の方が好きだと言って楽しそうに来くれていた。塾の決まり上、辞めることは最後の授業でしか伝えられないことになっている。塾での勉強が楽しくなってきたという矢先に、私は伝えなけらばならなかった。
どんな反応がくるのだろうと不安に思いながら、「今日が最後なの」と伝えると、目に涙を浮かべて言葉にならないような声を出した。その目をまっすぐ見るのがつらかった。
最後に握手をして背を向ける瞬間の表情が忘れられない。唇をぎゅっと噛み締めていた。本当なら、もっと早く言ってあげたかったな。担当講師が辞めるのが分かると、生徒も辞めるだろうという塾の考えでこういう制度になっている。ちょっと乱暴すぎるのではないかと、意見を会社に伝えたのだけど、どうしようもないと言われた。
しょうがないと言えばしょうがないけれど、やっぱりかわいそうなことをしてる。あと、13人に同じことをやらないといけないと思うと、少し寂しくなる。
私が塾で働き始めた時から担当している一番長い付き合いの子。当時はとても甘えん坊で、気付けば膝の上に乗ってきたり、とても可愛い子だった。
今では身長がとても伸びて顔も凛々しくなってきた。彼は「くもん」も同時に通っているが、最近塾の方が好きだと言って楽しそうに来くれていた。塾の決まり上、辞めることは最後の授業でしか伝えられないことになっている。塾での勉強が楽しくなってきたという矢先に、私は伝えなけらばならなかった。
どんな反応がくるのだろうと不安に思いながら、「今日が最後なの」と伝えると、目に涙を浮かべて言葉にならないような声を出した。その目をまっすぐ見るのがつらかった。
最後に握手をして背を向ける瞬間の表情が忘れられない。唇をぎゅっと噛み締めていた。本当なら、もっと早く言ってあげたかったな。担当講師が辞めるのが分かると、生徒も辞めるだろうという塾の考えでこういう制度になっている。ちょっと乱暴すぎるのではないかと、意見を会社に伝えたのだけど、どうしようもないと言われた。
しょうがないと言えばしょうがないけれど、やっぱりかわいそうなことをしてる。あと、13人に同じことをやらないといけないと思うと、少し寂しくなる。
入試シーズンの到来
01/22/2007 (Mon)
昨日、今日とセンター入試。余談ですが私の家は大学入試センターの近くにあります。
4年前、私も緊張の中受験した。あれからだいぶ時間が経ったけれども、思い出すといつも気分が悪くなるくらい大嫌いだった。その理由は、勉強が大変だったということではない。「孤独」というとてもつらいことを経験したからだ。
高校1年の時から私は大学受験の為の塾に通わせてもらっていた。現役合格が叶わず、もうこれ以上塾にお金を費やすのはもったいないと思った。だから私は自宅で浪人生活をすることを選択した。朝に家族全員を見送った後、たった一人で家で勉強した。
それは、想像以上に孤独で寂しいことだった。夕方六時半の家族が帰ってくる時間が近づくと、きまって自分の部屋からリビングへと勉強の場所を移して、時計を何度も見ながら問題を解いていた。あの時程、家族の帰宅をまだかまだかと待ち望んだことはなかった。
自分の受験番号を合格者一覧表に見つけた時は手が震えた。信じられなかったから何度も確認した。そして、一年間耐え続けた「孤独」から解放される嬉しさが胸をいっぱいにした。
受験、それは自分との戦いであることは否定できない。だけれども、寂しさの中でやるのと誰かがいると認識できる環境でやるのとではだいぶ違ったのではないかと思う。ちょっとした会話ができたり、一緒にご飯を食べたり。そんな何気ないことが実は大きな違いを生み出す。
塾とはそういう居場所を作る上でも大きな役割をもっているのだということを経験から身にしみて感じた。現在、塾で子供達を預かっている立場にある今は、そういうことをよく考える。だから、授業も大事だけれども子供達の話を聞く時間を多く持つようにしている。時には70分のうち20分も話をしてしまうこともある。私は話したいことがあるのならどんどん聞いてあげたい。もちろん、そんな日は宿題を多めに出すのだけれども。受験という子供達にとって大きなことを、ただつらいものだったという思い出にはしたくないと。
かといってただ楽しいものでもない。だけれども、勉強している中で一緒に笑ったり怒られたり、誰かと接するということは精神的にとっても必要なこと。
成績を上げるのは子供達自身のがんばり、私のすることは塾に来たいと思わせることが一番だ、と思いながら面白くて変な先生になることだけを考えている今日この頃です。
4年前、私も緊張の中受験した。あれからだいぶ時間が経ったけれども、思い出すといつも気分が悪くなるくらい大嫌いだった。その理由は、勉強が大変だったということではない。「孤独」というとてもつらいことを経験したからだ。
高校1年の時から私は大学受験の為の塾に通わせてもらっていた。現役合格が叶わず、もうこれ以上塾にお金を費やすのはもったいないと思った。だから私は自宅で浪人生活をすることを選択した。朝に家族全員を見送った後、たった一人で家で勉強した。
それは、想像以上に孤独で寂しいことだった。夕方六時半の家族が帰ってくる時間が近づくと、きまって自分の部屋からリビングへと勉強の場所を移して、時計を何度も見ながら問題を解いていた。あの時程、家族の帰宅をまだかまだかと待ち望んだことはなかった。
自分の受験番号を合格者一覧表に見つけた時は手が震えた。信じられなかったから何度も確認した。そして、一年間耐え続けた「孤独」から解放される嬉しさが胸をいっぱいにした。
受験、それは自分との戦いであることは否定できない。だけれども、寂しさの中でやるのと誰かがいると認識できる環境でやるのとではだいぶ違ったのではないかと思う。ちょっとした会話ができたり、一緒にご飯を食べたり。そんな何気ないことが実は大きな違いを生み出す。
塾とはそういう居場所を作る上でも大きな役割をもっているのだということを経験から身にしみて感じた。現在、塾で子供達を預かっている立場にある今は、そういうことをよく考える。だから、授業も大事だけれども子供達の話を聞く時間を多く持つようにしている。時には70分のうち20分も話をしてしまうこともある。私は話したいことがあるのならどんどん聞いてあげたい。もちろん、そんな日は宿題を多めに出すのだけれども。受験という子供達にとって大きなことを、ただつらいものだったという思い出にはしたくないと。
かといってただ楽しいものでもない。だけれども、勉強している中で一緒に笑ったり怒られたり、誰かと接するということは精神的にとっても必要なこと。
成績を上げるのは子供達自身のがんばり、私のすることは塾に来たいと思わせることが一番だ、と思いながら面白くて変な先生になることだけを考えている今日この頃です。




